最高のトレイル |
【ハイキングルート】
西丹沢自然教室 → 用木沢出合 → 犬越路 → 熊笹ノ峰 → 檜洞丸 → 石棚山 → 箒沢 → 西丹沢自然教室
より大きな地図で グルッと一周檜洞丸デイハイク を表示
夜明け直前の西丹沢自然教室へ。
さすがに元日なのでほとんど車は停まっていない。
西丹沢自然教室 |
準備を整え、見慣れた西丹沢自然教室から舗装路を歩き用木沢出合へ。
用木沢出合から本格的なトレイルへと変わる。
用木沢出合 |
歩きはじめるとすぐに大きな鉄橋が現われる。
鉄橋 |
大きな鉄橋を越えて進むと白い河原に。
白い河原 |
沢沿いの綺麗な樹林帯の中のトレイルを歩く。
道標 |
途中の開けた場所で何気なくバードコールを鳴らしてみると、バードコールの効果なのか偶然かはわからないが頭上に多くの小鳥が集まりだした。
一気に汗が吹き出る。
犬越路前の急登 |
急登を30分ほどかけて登ると、ついに犬越路。
犬越路 |
地名の由来がとても興味深い。
犬越路避難小屋 |
犬越路のベンチで休憩していると、避難小屋から外国人ソロハイカーが出て来た。
たぶんここで宿泊していたのだろう。
そのハイカーは「おはようございま〜す!明けましておめでとう!」と大きな声で挨拶をして用木沢方面に下りていった。
日本の山を楽しくハイキングしてくれてありがとう。
なんとなく嬉しい。
犬越路 |
犬越路の分岐を檜洞丸方面に尾根を進む。
しばらくは笹に覆われたトレイルが続く。
犬越路からのトレイル |
数分歩くと、開けて富士山が一望できる場所に出た。
富士山 |
ここから気持ちのいい尾根歩きが続く。
常に右手には富士山と丹沢の山々の展望が広がる。
尾根歩き |
ところどころいやらしいクサリ場や痩せ尾根が現われる。かなりの高度感。
高所が苦手なのでドキドキしながら歩みを進める。
部分的に地面が凍結している所もあり、かなり気を使う。
滑って落ちたら間違いなく助からない高さ。
クサリ場 |
大室山/歩いてきたトレイルが一望できる |
富士山 |
尾根のトレイル |
尾根のトレイル |
天気予報では曇りだったので、ここまで青空が見えるとは思ってなかった。
雨さえ降らなければいいと思ってきたので本当に嬉しい。
富士山 |
富士山や丹沢の山々が本当に美しい。
空気が澄み、葉が落ちきったこの季節ならではの展望。
やはりこの季節のハイキングは格別。
最高のトレイル |
犬越路からの尾根上は常に強く冷たい風が西丹沢方面から吹いていて立ち止まるとすぐに体温を奪われるので、斜面の東側の風の吹かないポイントを見つけては一時の休憩をした。
雪の残る斜面 |
小笄、大笄を経て熊笹ノ峰へ。
クサリ場や痩せ尾根以外は比較的歩きやすかったとはいえ、2時間近くかけて犬越路から500m近く上がってきた。
熊笹ノ峰線/ピークの少し手前 |
ここまで来ると檜洞丸はもう目の前。
目前の檜洞丸 |
木の階段 |
融けはじめた霧氷 |
あとすこし |
霧氷で真っ白な斜面 |
西丹沢自然教室から歩きはじめて約4時間。
檜洞丸に到着。
檜洞丸 |
静かな山頂。
山荘泊まりか荷物をデポしてきたのか一時軽装の3人組が山頂に上がって来たのと、他にはソロハイカーは2人がいるのみ。
西丹沢自然教室から山頂までの間もソロハイカー3人と会っただけ。
やはり元日。静かに歩くには最高の一日。
檜洞丸山頂 |
強い風の中、ベンチで休憩。湯を沸かし昼食をとる。
風が強いので休憩もほどほどに下山を開始する。
蛭ヶ岳方面へ少し下った場所に青ヶ岳山荘があるみたいなのだが、わざわざそちらに下るのも面倒くさいので今回は行かなかった。
檜洞丸から下山/木道歩き |
柵のあるトレイル。 |
檜洞丸からの下りも綺麗なトレイルが続く。
ブナの森 |
ちいさな丘のようなピークを越え、緩やかに下っている坂の途中に急に標識が現われた。
石棚山 |
さきほど通り過ぎた緩やかな丘が石棚山だったのか?
どうせ立てるならピークの頂上に立てればいいのに。
なかなか不可思議な道標。
石棚山の先の分岐を箒沢方面に進み、板小屋沢ノ頭を越えると途端に急な下りに変わる。
ここまでですでに7時間近く歩いて足に疲労が溜まってきているところにこの下りはかなりこたえた。
40分ほどひたすら急な坂道を下ると沢沿いの道に変わり傾斜も緩やかになる。
ここまで来るとゴールはもうすぐ。
沢沿いのトレイル |
鉄のハシゴ |
沢沿いのトレイルを抜けると白く広い河原に出る。
河原の先の大きな堤防を脇の鉄のハシゴを使って下り、さらに5分ほど歩くとそこはもう箒沢公園橋。
箒沢公園橋 |
ここから舗装路を歩き西丹沢自然教室へ。
西丹沢自然教室を起点としたグルッと一周檜洞丸デイハイクも終了した。
懸念した登山道の凍結も軽アイゼンを出すほどでは無く、天候にも恵まれとても気持ちよく歩くことができた。
特に犬越路から檜洞丸への尾根歩きは危険箇所も標高差も多いが、歩いていてワクワクするポイントが多く、本当に楽しいハイキングを目一杯堪能出来た。
<おわり>
あ、Googleのルートマップいいですね。
返信削除僕もこういうマップを設置したいとは思ってたのです。簡単ですか?
あと、ザックって何ですか?
僕もこのコース、計画してみます〜。
>osonくん
返信削除マップの埋め込みは簡単ですよ。
ルートのラインを引くのがちょっとめんどくさいですけど。
ザックはブラックダイモンドのバーン26ですよ。
このルートいいですよ。オススメです!
特に犬越路〜檜洞丸の尾根歩きは最高ですね。
でも、もし歩く場合は逆回りはあまりオススメしません。
犬越路〜檜洞丸が痩せ尾根とか急なクサリ場が多い上、北側斜面なのでけっこう凍結してる場所があります。
登りならいいけど、下りでこの場所を歩くのはちょっと怖いな〜って思いました。
ま、好き嫌いはありますがね。
丹沢行きたくなってきました。
返信削除(まだ一度しか行ったことないのです。。。)
穏やかさと荒々しさを併せ持つんですね。
しかし冬の低山デイハイクっていいですね!
たぶん、今週末にでも行ってるような気がします(笑)。
>takemicchyさん
返信削除丹沢ぜひぜひ〜!
いいですよ丹沢。
僕的には西丹沢自然教室あたりを起点に行ける山々が特に好きです。
そこまで行くのが少しメンドクサイですけどね。
僕も今週末またどっかに行ってるか気がします(笑
1枚目の写真の場所がとっても良いですね。
返信削除この冬も丹沢を歩こうと思っています。
静かそうで良いルートですね。パクります!!
>yusukeさん
返信削除ありがとーございます。
やっぱり丹沢はいいですよね。
このルートは天気がよければ最高ですよ〜。
ぜひぜひ。
歩いてきました!
返信削除とはいえ、檜洞丸から石棚山に向かって進まずに
自然教室へ向かうツツジ新道で下りました。
それでも合計7時間半くらい歩いたのでクタクタです。
よく石棚山まで歩けましたね。冬だと時間的にギリですよね。
大笄の前あたりの痩せ尾根(地図で危険マークのあるところ)は
高度感もかなりあるうえアップダウンもあったので
けっこうヤラれました(笑)。
久しぶりに山を大満喫できました!
>osonくん
返信削除僕らの方がちょっとペースが早いのか、石棚山経由でもなんとか8時間くらいで帰ってこれましたよ。
それと、ちょっと早めに出発して朝7時には西丹沢自然教室に到着してましたからね〜。そのお陰です。
危険マーク付近の高度感はヤバいですよね〜。
僕はアップダウンはなんとかなったのですが、高いのが怖くて大変でした。
大満足していただけたのなら僕も嬉しいです!