2011/10/01

北八ヶ岳ハイク 3日目

9月17日〜19日、北八ヶ岳ハイクに行ってきた。


蓼科山





【ルート 2日目】
双子池(テント泊) → 亀甲池 → 天祥寺原 → 竜源橋 → 信玄棒道 → 蓼科温泉プール平


3日目。最終日。
朝起きるとまだ日は昇っていないが、雲一つない快晴。

簡単に朝食を済ませ撤収。



前日までの予定では、最終日は早朝から蓼科山に登って午後には下山し、バスに乗って帰る予定だったのだが、2日間歩いてきた疲労がもともと良くない左ヒザにそろそろ悪影響を及ぼす頃だろうという予感と、今回のテーマでもある「登山ではなく北八ヶ岳ハイキング」を今一度思い出し、今回は蓼科山を諦め次回のお楽しみに取っておくことにした。



双子池を早朝6時過ぎに出発。

亀甲池へのトレイル1


亀甲池へのトレイル2

目覚めたばかりの薄暗いトレイルを歩く。




30分ほどで亀甲池。

亀甲池

山の谷間にひっそりと水をたたえるとても雰囲気のいい池。



ここから小高い山と北横岳の間の谷間を抜けて天祥寺原へ向かう。




この谷間の道から先が大変なことになっていた。



夜露の水滴をしっかり蓄えたクマザサが胸の少し下くらいまで茂ってトレイルを覆い隠していて薮漕ぎを強いられることに。

すぐに開けるだろうと思ってそのまま濡れたクマザサに飛び込んだのだが
ところどころ途切れはするのだが、いつまでたってもクマザサゾーンが終わらない。


正面の蓼科山とクマザサに覆われたトレイル

朝日

やっと現われた歩きやすいトレイル


10分ほど歩くとやっと薮漕ぎから解放されるのだが
その頃には靴も靴下もパンツもすべてズブ濡れ状態。

最初にレインウェアのパンツでも履けば回避出来たのだろうが、すべてはあとの祭り。





蓼科山と北横岳の間に広がる天祥寺原は原というだけあって、地図で見るとかなり広い川沿いのフラットな地形。

太陽も登って来たので天祥寺原のどこかで靴や靴下などを乾かそうと思い先を急いだ。





10分ほど歩くとついに天祥寺原の分岐にたどり着いた。

天祥寺原

天祥寺原のトレイル

しかしそこは思い描いたような場所ではなく
またしても夜露に濡れた笹に覆われたトレイルが続いていた。


北に蓼科山、南に北横岳がそびえ立ち、本来はとても歩きやすい美しいトレイルなのだが、この時ばかりは早くこの景色から脱出したかった。


蓼科山

北横岳


次に来るときは夜露を気にせずに気持ちよく歩きたい。





すこしずつ幅が広くなって来た

天祥寺原のトレイルをさらに進むと蓼科山山頂へと向かうトレイルとの分岐が現われ
その付近でやっと靴を脱いで乾かせそうなスペースが見つかった。


タオルで拭ける所は拭き、あとは太陽に向けて乾かしてみたが、短時間で乾く訳もなく
休憩も兼ねて30分ほどそのスペースで休んだ後半乾きの靴を履き先を目指した。






だんだんと道幅は広くなり、夜露の心配がなくなると同時にトレイルは下り始め
その傾斜はキツくなっていく。

樹林帯の道

景色は、美しい高原の様相から針葉樹と笹へ変わり、最後には広葉樹林へと変わっていく。

普段の山歩きのような景色に変わってきた道を1時間ほど下った。





長い樹林帯の下りを過ぎると車道のビーナスラインとの合流地点の竜源橋へと出る。


ビーナスラインを横断してその先の信玄棒道と呼ばれる綺麗な林道へ入り、さらに下っていく。

綺麗な植林(たぶん)

信玄棒道の周りは綺麗な植林地帯が広がっていた。


とても興味のそそられる立て看板



早朝6時過ぎに発ってから5時間弱。


午前11時ごろに蓼科温泉プール平に到着。

2泊3日北八ヶ岳ハイクもついに終了した。


最後にここでお風呂にでも入ってから帰ろうと思っていたのだが
数少ないバスの時間が迫っていたため、お風呂は諦めベトつく体のままバスに乗り込んだ。



<おわり>

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