2011/09/28

北八ヶ岳ハイク 2日目

9月17日〜19日、北八ヶ岳ハイクに行ってきた。

縞枯山手前の展望台にて






【ルート 2日目】
白駒池(テント泊) → 麦草ヒュッテ → 大石峠 → 茶臼山 → 縞枯山 → 雨池峠 → 縞枯山荘 → 雨池峠 → 双子池(テント泊)



朝起きてテントから出ると前日の雨模様とはうってかわって
気持ちのよい青空が広がっていた。

3日間とも天気予報があまりよくなかったため快晴は期待していなかったので
この青空は本当に嬉しかった。


白駒池

軽く食事を済ませた後、前夜の雨で濡れたテントを撤収。



午前6時40分。
前日に見た曇り空の下の白駒池とは比べ物にならないほど綺麗な光景を横目に北へ向けて出発した。




朝の気持ちのいい空気を吸いながら苔むした森の中を10分ほど歩くと麦草峠の駐車場に。

そこでトイレを済ませ、さらに10分ほど歩くと目の前が急に開け、綺麗な木道が現われた。


小人の住む箱庭

周りを針葉樹林にかこまれたこの空間は、すべてが小さく低く
自分が小人の世界にやって来た巨人になったかのような、とても不思議な感覚を覚えた。





小人たちの世界を抜けると眼前に茶臼山が飛び込んでくる。

茶臼山





白駒池湖畔の青苔荘を出発してから約1時間、午前7時40分ごろ麦草ヒュッテに到着。

麦草ヒュッテ

麦草峠は北八ヶ岳エリアと南八ヶ岳エリアの中間で車でも来れるので
ここを起点にハイキングに向かう多くの人で賑わう。

僕らがここを通過したときも10名ほどの団体が二組、出発前の準備をしていた。

静かに歩きたい僕らは、団体の皆さん頼むから南に向かって下さいよ、と祈っていたが
残念なことに二組とも僕らと同じ北に向かって出発した。

そして最悪なことに間隔を開けてではあるがこの二組に挟まれるかたちになってしまった。






麦草ヒュッテから大石峠を経て茶臼山までが、この日最初で最後の急な登り。

美しい森とトレイル

歩き始めたばかりだし周りは綺麗な景色なので急な登りもそんなに苦ではない。




僕らの前を行く団体は比較的ペースが遅かったので、登りの途中で道を譲っていただき
二組の団体に挟まれて歩く妙なプレッシャーとも別れられた。

眩しい午前の太陽



1時間も登ると茶臼山の山頂に到着。

茶臼山山頂

山頂にいたオジさんに脇道を進んだ先に展望のいい場所があると聞き、行ってみることに。




そこは270度くらいが見渡せる素晴らしい展望の岩場。

北アルプス槍ヶ岳も中央アルプスも南アルプスも南八ヶ岳も金峰山方面も見渡せた。


平野部が低い雲に覆われていたのが残念だった。
この雲がなければ諏訪湖なんかも見えたのではないかな。

平野部を覆う低い雲

北横岳と蓼科山(たぶん)

南八ヶ岳の山々

北アルプスの山々

南アルプスの山々(たぶん)

彼方に見える中央アルプス(たぶん)

時間を忘れて見入っていたが、体温を奪う冷たい強風には勝てず、10分ほどで撤退。




茶臼山を10分ほど北側に下り、そこから今度は縞枯山へと登っていく。

綺麗な青空が広がる


20分ほど登ると山頂手前の岩場の展望台に到着。

茶臼山ほどの展望ではないが、まわりを一望出来る。

美しい展望

茶臼山と南八ヶ岳

縞枯山手前の展望台にて



展望台を過ぎると緩やかな登り、というかほぼフラットなトレイルが山頂まで続く。

縞枯山山頂の手前


10時20分。
地味な山頂に到着。

縞枯山山頂



縞枯山山頂から30分ほど一気に下り雨池峠へ。

雨池峠



ちょっと寄り道して縞枯山荘に立ち寄る。

縞枯山荘

周りの景色といい山荘の雰囲気といい、とても美しい光景が広がる。



縞枯山荘でりんごジュースとちょっと早いがビールをいただいた。

この100%りんごジュースが美味かった。
素材の信州のりんごがホントに美味いんだろうな。
絶品ジュース。




ビールとりんごジュースで一息ついた後雨池峠まで戻り、北横岳を回避し雨池・双子池方面へ進む。



気持ちのよいトレイルを歩く

針葉樹にかこまれたトレイル

雨池峠からスーパートレイルに合流するまでのトレイルがとてもよい。

針葉樹に囲まれた岩の多いトレイルで、日本というよりは写真で見た海外のトレイルのような雰囲気。


雰囲気の良いトレイルが続く





八ヶ岳山域をグルッと1周回っている八ヶ岳山麓スーパートレイルに出る。


双子池へと続くスーパートレイル

スーパートレイルからの展望

キレイに整備されたフラットなスーパートレイルを北上し双子池へ。




のんびりと1時間ほど歩く。



13時。
双子池に到着。

双子池ヒュッテ

双子池ヒュッテでさっさとテン場の受付をし、午後の気持ちのよい光の中を雌池の湖畔でゆっくりと過ごす。



双子池雄池

ここの水場は驚くことに双子池の雄池。

池の水を汲んでそのまま飲めると。

年に2回、県が水質検査をしていて、大腸菌等がいないことを確認しているとのこと。
そのためか雄池は水を汲むための一部分しか湖畔を解放しておらず
そこへも、水を汲むための水筒等とカメラ以外の物は持ち込み禁止、と看板が掲げられていた。

実際に池の水を飲んでみると、なんかいろいろ浮遊物はあるものの、普通に美味しい。
その後も腹痛などはなかった。


ちなみに雌池は、湖畔がキャンプ指定地になっていたりするので
確認はしてないが間違いなく飲めないのであろう。



双子池雌池


その後日没までゆっくりした後、夕食をとり、疲れた身体を休めるため就寝した。



<つづく>



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