【ルート 1日目】
渋の湯 → 賽ノ河原 → 高見石小屋 → 白駒池(テント泊)
9月17日の早朝に電車に乗り4時間、茅野駅へ到着。
茅野駅からバスに乗り渋の湯へ着いたのは11時過ぎ。
渋の湯 |
準備を整え、魅惑の原生林の中に踏み出す。
今回のメインテーマは登山ではなく北八ヶ岳ハイキング。
南にそびえる天狗岳には目もくれずに最初の目的地、高見石を目指す。
大きな岩のゴロゴロとした沢ぞいのトレイルが続く。
適度な登りが心地よい。
唯一、曇り空なのが残念。
太陽の下で歩けたらホントに気持ちがよかっただろう。
岩の沢 |
1時間も歩くと木々の背がが低くなり
大きな岩が目立ち始める。
ポールをしまい両手両足で登る。
岩場 |
この辺りから急に濃いガスが下から上がって来て周囲を覆い隠した。
そして木々が姿を消し完全に岩場に変わった頃、ついに小雨が降り始めた。
雨をしのぐ木々がないので、小さな岩陰を見つけてあわててレインウェアを纏い
滑る岩に気をつけながら先を急ぐ。
このルートでのハイライトがこの岩場だっただけに
雨で楽しめなかったのは本当に残念。
ほどなくして岩場も終わり、緑色に苔むした樹林帯の中のトレイルへと変わる。
原生林1 |
原生林2 |
空を隠す木々のおかげで雨もほとんど気にならなくなった。
雨と濃いガスのおかげで、苔むした美しい森がさらに幻想的な魅力を増す。
トレイルはぬかるみこの上なく歩きづらいのだが、雨がよく似合う。
3〜40分ほどこの木々の中を歩くと高見石小屋に到着した。
そしてこの頃には雨も上がっていた。
高見石小屋 |
氷の文字に心惹かれる、綺麗で雰囲気のある小屋。
さっそく小屋の裏にある高見石の昇る。
高見石 |
濃いガスに覆われて視界は良くないが、かろうじて白駒池はみることができた。
高見石からの白駒池 |
この先にある白駒池のキャンプ地は混雑が予想されたので
当初はこの高見石小屋でテン泊の予定だったが
場所が小屋の真ん前で、人の行き来が激しいトレイル上に2〜3張分ほどのスペースがあるだけのテン場だったのでここでのテン泊を諦め、白駒池を目指すことにした。
高見石から下ること30分。
白駒池に到着。
生憎の天気ではあるがやはり雰囲気のある美しい池。
白駒池 |
白駒池の湖畔にある青苔荘に到着。
青苔荘 |
さっそくテン場の受付を済ませ設営。
このとき約15時。テン場は4割ほど埋まっていた。
僕らの寝床のShangri-La2はやたらと床面積が大きいので快適ではあるが
ある程度広い設営スペースの確保が必要。
設営出来るスペースが残っていてホッとする。
Shangri-La2
|
テント設営後、雨の上がった池の回りをグルッと一周散策した。
白駒池周辺 |
このあたりの、岩の上に苔と木々が根を張るかんじは富士山周辺の樹海の森の様子とよく似ていた。
その後テント内で晩ご飯を済ませ、20時には就寝。
また降り出した雨がテントを叩く音を聞きながら眠りについた。
<つづく>
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