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自作アルコールストーブ3号機(左) 自作アルコーブストーブ4号機 CF芯(右) |
今までは自作のアルコールストーブ3号機を使っていたのだが(1・2号機は失敗作)
バリエーションを持たせたいのと、少し飽きてきたのもあり
以前から作ろうと思っていたカーボンフェルトを使ったアルコールストーブを作った。
そして先日の丹沢で実際にこの4号機を使用したのだが、3号機と比べるとやはり火力が弱く
沸騰までの時間がかなりかかったように感じたので、実際に燃焼時間などを計ってみた。
条件
アルコール量 15ml
水 300ml
※室温や水温などはメンドクサイので計ってません。
◯ 3号機 通常型
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3号機 本燃焼開始 |
着火後45秒で本燃焼開始。
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3号機 本燃焼 |
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3号機 本燃焼 |
着火後5分で水が沸騰。
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3号機 沸騰後 |
沸騰後も燃え続ける。
着火後6分10秒で火力が弱くなりはじめ、着火後6分55秒で火が消えた。
◯ 4号機 CFアルコールストーブ
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4号機 着火直後 |
CFにしみ込ませたアルコールに直接着火するので、いきなり最大火力で燃焼し始める。
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4号機 |
3号機と比べて見るからに火力が弱い。
それと五徳の高さも合っていないように感じる。
もう少し低い方がいいかな。
着火後7分で水が沸騰。
やはり3号機と比べて2分も遅い。
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4号機 沸騰後 |
沸騰後も燃焼し続ける。
着火後約10分で火力が弱くなりはじめた。
その後も少しずつ弱くなっていき、着火後13分でやっと消えた。
今回のこの結果だけでみるとやはり3号機の方が性能がいい。
4号機より軽いし。
ただ、この4号機はCFの芯の高さを変えられるので
もっと芯を引き出せば火力も強くなり、沸騰までの時間も早くなるかもしれない。
めんどくさいので今回はやらないが。
それと、CFアルコールストーブだと燃焼中にストーブ自体が倒れても
アルコールがこぼれて大炎上なんて事もない。(過去に経験有り)
途中で蓋をして消す事も出来るし、余ったアルコールも少しの期間ならそのまま保存出来る。
燃焼性能以外の部分での利便性が高い。
一長一短。
もう少し研究してみよう。
手作りもいいですよね。色々試したいです。
返信削除カーボンファイバーは気になっています...
楽しいですよ。
返信削除ぜひ一度アルミ缶を切り刻んでみて下さい。
こんにちわ JSBです
返信削除CFは同じ面積でも垂直のほうが3割以上も火力が強くなります
直径が45mmを超えると、中央部で酸欠現象が起きます
直径30mm以上の円筒形の内側で燃やすと、約2倍の火力を
得られます。CFの体積の約7割のメタノールを吸収します。
立ち上がりは3秒以内で素早い、但し、燃料の終わりの
燃料切れの場面の約1分間は気化熱が減るために
CFが300度以上に達します。この時だけCFは酸化が急に進みます。先端から燃えて減ってしまう。このとき蓋を被せるとかなり劣化を防げます。、、、、
などを日本のCF仲間で、共有しています(笑)
>JSBさん
返信削除こんばんわ。
貴重な情報ありがとうございます!!
そろそろ新たなストーブを作ろうと思っていたので大変参考になりました!
またいろいろとご教授下さい!
それと、リンク貼らせていただきました〜。
こちらこそどうぞよろしく
返信削除ストーブ自作の仲間が増えて嬉しいです
ひとりひとりの工夫や実験、体験、などが
Webで広く公開されるようになり
共有して一気に全体のレベルが向上してきています。
たとえば ULG氏のブログ:山より道具
自作火器の記事、とても参考になると思います
ps:ストーブに限りませんが活動は自己責任で使うこと
そして、他人の工夫に自分の改善を少し
積み重ねて次の作品が生まれる訳です
次の作品を楽しみにしています!