2011/08/23

奥多摩小屋〜石尾根1日目

8月20日〜21日、雨の中奥多摩石尾根歩きに行ってきた。

2日目の休憩中


【ルート】
1日目
鴨沢 → 七ツ石小屋 → 奥多摩小屋(テント泊)


2日目
奥多摩小屋 → 七ツ石山 → 鷹ノ巣山避難小屋 → 六ツ石山 → 奥多摩駅



当初の予定では中央線塩山駅からバスで新地平へ行き
雁峠から奥秩父主脈縦走路を歩き丹波へ下りるルートを計画していたのだが
前日の記録的大雨と両日の雨予報で前日の夜に急遽計画を変更した。
雨の状況によってはUターンして帰って来ることも考え
高い交通費を払って塩山まで行くのはリスクが高すぎると判断し
比較的に近い雲取山を目指すことになった。


初日、早朝の電車を乗り継ぎ雨の降る奥多摩駅に到着。
電車の中からすでにわかってはいたが、普段なら大賑わいの奥多摩駅も
この日は数組のハイカーがいる程度。

こんな雨の日にわざわざ登る物好きが自分等も含めて数組でもいるんだな、と。

そして、バスを待つ間に一応持って来たカメラもさっさとバックパックの奥底の安全地帯へ押し込んだ。
今回は写真を撮ることをすっぱりと諦めた。



奥多摩駅からバスへ乗り鴨沢へ向かう。
途中のバス停で何組かのハイカーが降りて行き、同じ鴨沢で下車したのはハイカー2組とトレラン1組のわずか3組。
前回来た時の溢れかえるハイカーがバス1台では乗り切れず臨時のバスを数台増便していたときとは天と地ほどの大違い。
これなら静かに歩けそうだ。




実際に歩き始めると、雨の森は幻想的で美しい、なんて言ってる余裕はまったくなくなった。
大雨続きでぬかるんだ悪路。ショボいレインウェアのせいか異常に蒸れる服の中。延々と続くユルい登り。
1時間も歩いた頃には2人ともヘロヘロ状態。
雲取山荘まで行ってテン場泊し翌日は飛竜山〜丹波天平なんて夢のような計画は
すぐに却下となった。

とりあえずヘロヘロながら奥多摩小屋までは頑張り、そこでさっさとテン泊。
翌日はUターンして石尾根を奥多摩駅までダラダラ下るという計画に落ち着いた。


「すべて巻き道を」を合い言葉に、亀のような歩みでどうにか奥多摩小屋に到着したのが13時過ぎ。
時間的にはかなり早いが疲労困憊なのでさっさと設営し中に潜り込んだ。



栄養補給としばしの休憩を終えると、まったくやることがないことに気付く。
決して小雨とは言えないほどの雨が降っているので、散歩もできない。
僕も友人もお互いソロテントなので自分のテントに引っ込んでしまったらもう完全に一人の空間。しかしこんな日に限って本もラジオも持って来ていない。
しかたがないので横になってうたた寝をしてみたり、テント越しにボソボソと無駄話をしてみたり、無理矢理友人の狭いテント内にお邪魔してiPhoneのアプリで将棋やオセロで白熱してみたり。

そんな無駄とも贅沢とも言えるような時間を過ごして夜を待った。


<つづく>








2 件のコメント:

  1. あ、JAMの内側にリッジレストを回し入れるスタイル、安定感はどうでした?
    ってそれを実感する間もないような感じっぽいですね(笑)。
    ここ最近はかなり雨が多いものの、Akinoriさんは雨率高くないですか!?
    防水カメラとeVentのジャケットは必須じゃないでしょうか。

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  2. リッジレストイン悪くなかったですよ。

    最近雨男説が急浮上しています。
    なので、防水カメラは別として、もうちょっとマシなレインウェアは必須ですね。
    ちょっと考えてみます。

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