2012/09/17

真夏の奥秩父ハイキング2日目

8月3日〜5日、奥秩父ハイキングに行ってきた。

北奥千丈岳にて日の出を待つ




2日目。

朝日を拝みながら朝食を食べようと思い、夜明け前の真っ暗なうちに出発。




40分ほどで奥秩父の最高峰北奥千丈岳へ到着。







すぐ近くの国師ヶ岳とは違い朝日を浴びた富士山を見ることは出来ないが、その代わり日の出の眺めはすばらしい。


日の出をたっぷりと堪能した後、となりの国師ヶ岳へ。
雲海に浮かぶ綺麗な富士山を堪能する。






国師ヶ岳から甲武信ヶ岳への長い長い稜線がこのトレイルの主要部分であり、そして一番単調なセクション。樹林帯の中を小さなアップダウンが延々と続くトレイルをひたすら黙々と歩く。




細かいアップダウンがじわじわと体力が奪う。唯一の救いは冷たい風が常に吹いていて暑さでの消耗が少ないこと。無風の灼熱地獄だったらと思うとゾッとする。


両門ノ頭




国師ヶ岳から約5時間。やっとのことで甲武信ヶ岳に到着。


混雑する山頂

甲武信ヶ岳からの展望

この日の目的地は十文字小屋のさらに先の四里観音避難小屋。まだまだ先は長いが水がだいぶ乏しくなってきている。少し遠回りをして甲武信小屋へ寄れば水を補給できるのだが、ここまで歩いて来た疲労とこれからの移動距離を考えるとどうしても遠回りを選ぶ気にはなれない。
頂上の看板をバックに記念撮影などで盛り上がる団体ハイカーを横目に十文字峠方面へと進む。




甲武信ヶ岳から十文字峠方面へと進みはじめるとオーバーヒートしそうな体をここまで助けてくれていた冷たい風がピタっと止み猛烈な暑さに襲われた。水を補給して来なかったことを少し後悔する。



三宝山山頂





途中からガスが立ち上りはじめ、細かい雨が降ったり止んだりを繰り返すようになる。






14時頃、十文字小屋に到着。どうにか水を切らすことなく辿り着いた。


近くの水場で水を補給ししばし休憩。その後四里観音避難小屋を目指す。




十文字小屋から避難小屋を目指す途中、2〜30mほど先の斜面の上で大きな物音がするのを聞いた。ビックリしつつ目を向けると真っ白い霧の中に鹿より手足のズングリとした真っ黒い影が動いていた。一気に心臓が早鐘を打ちはじめる。幸い真っ黒い影はまだこちらには気付いていなよう。静かに後ずさりして姿が見えなくなる場所まで戻り、大声を張り上げてこちらの存在をアピールする。しかし、いくら声をだしても逃げ去るような足音は聞こえてこない。それでも恐怖に耐えながら大声を出し続けていると、右側の斜面の上から物音が降ってきた。振り返ってみると自分から5mほどの場所をカモシカがこちらを気にしながらも悠々と歩いてた。
本気で熊だと思っていたのでカモシカを姿を見てその場にへたり込んでしまうほど安堵した。


15時半。四里観音避難小屋に到着。


小屋の中を覗くと意外にも誰もいない。
当初は小屋の脇にでもツェルトを張って寝ようと思っていたのだが、誰もいないのなら小屋を使わない理由もないので予定外ではあったが初めての避難小屋泊をすることに。



夕食をすませ寝袋に潜り込んでみるも初めての避難小屋泊にどうしても慣れることができずなかなか寝付くことが出来ない。結局深夜のラジオをうつらうつらしながらも聞き続けてしまい熟睡することなく朝を迎えた。


<つづく>

3 件のコメント:

  1. 奥秩父いいですねー
    僕も最近山登り始めたので、このblogがよい情報源になってます!

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    1. あざっす!3rdeyeさんもついに山登ラーですね!
      奥秩父はホントいいっすよ。ここもぜひぜひ歩いてみて下さい!

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  2. 水が足りてよかったですね。青い服も似合ってます。

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