武川岳への登り |
【ハイキングルート】
芦ヶ久保駅 ~ 二子山 ~ 焼山 ~ 蔦岩山 ~ 武川岳 ~ 山伏峠 ~ 伊豆ヶ岳 ~ 正丸駅
「奥武蔵、わりとロングなハイキング」を裏テーマとし、早朝6時前の電車に乗り込み出発。
7時15分、芦ヶ久保駅に到着。
芦ヶ久保駅 |
僕らの他に芦ヶ久保駅へ降りたのは女性ハイカーが一人のみ。
今日も静かに歩けそうな予感。
さっそく出発。
芦ヶ久保駅から二子山へはもう何度も登っている。
二子山へ向かう見慣れた風景の中、歩き慣れた道をひたすら登る。
30分ほど歩いたあたりから凍結した地面が現れはじめる。
踏み固められたトレイル |
遠くに見える先を行く女性ソロハイカーも軽アイゼンを装備したようだ。
僕たちもここでチェーンスパイクを装備。
ガチガチに踏み固められた道も難なく登れる。
尾根上へ出ると冷たい強風が吹き荒れていた。
あまりの強風にペラッペラのウィンドシェルはなすすべ無し。
ちゃんとトレントフライヤーでも持ってくればよかったとほんの少し後悔。
二子山へ |
1時間30分ほどで二子山雄岳に到着。
双子山雄岳山頂 |
二子山からの展望 / 秩父市街 |
二子山からの展望 / 武甲山 |
二子山雄岳頂上付近の岩からはこれから歩く尾根が見渡せる。
これから歩く稜線 |
二子山から一度グッと高度を下げ、そこからはアップダウンの少ない尾根歩き。
踏み固められ氷になった場所と解けて地面がむき出しの場所が混在するトレイルが続く。
むき出しの地面は小石や岩が多いので、出来る限り残雪の上を選んで歩く。
雪のトレイル |
雪上ハイク |
二子山から40分ほどで焼山頂上へ。
焼山山頂 |
焼山から見た武甲山 |
山頂で少し休憩を取り出発。
焼山まではよく来るのだが、焼山から先は久しぶり。
雪の残る時期では初めて。
焼山を過ぎると登山道とそのすぐ横を平行して林道が通る場所がしばらく続く。
もちろんここはアップダウンのない林道を歩く。
林道(左)と登山道(右)との分岐 |
林道ではワカンらしき踏み跡と犬、それと鹿の足跡ばかりが目につく。
思わず、狩るものと狩られるものの追跡劇を勝手に想像してしまう。
林道と登山道の分岐 / ここで登山道に復帰 |
合流からしばらくはまた緩やかなトレイルを歩く。
雪のトレイル |
小さな急登を越え、蔦岩山手前の小ピークへ到着。
さっきまでの真っ白な残雪の風景から一変して渇いた地面がむき出しの土のトレイルが現れる。
小ピークから蔦岩山への尾根 |
南側に開けた日当りの良い尾根には雪の姿はほとんどなく、あれほど冷たかった強風もここでは吹かずポカポカと暖かい。
谷を挟んで反対側にはなだらかな頂上の武川岳がそびえる。
谷間の向こうにそびえる武川岳 |
小ピークの先の蔦岩山へ。
蔦岩山山頂 |
ここまで来ると武川岳はもうすぐ。
眼前の武川岳 |
蔦岩山から半弧の尾根伝いに武川岳へ。
雪のトレイル |
武川岳へは登るほどに傾斜は緩やかになる。
武川岳山頂手前の斜面 |
武川岳への登り |
10時50分、武川岳山頂に到着。
傾斜が緩やかすぎてあっけない登頂。
武川岳山頂 |
広く緩やかな山頂が東西に長く延びる武川岳。
武川岳山頂 |
武川岳山頂 |
山頂のベンチで昼食にする。
最初は2〜3人しかいなかった山頂も時間とともに南側の名郷方面から続々とハイカーが登ってくるので、休憩もほどほどに出発。
分岐を天狗岩・山伏峠方面へ進む。
雪のトレイル / 前武川岳手前 |
山頂から南へ15分ほどで前武川岳へ到着。
前武川岳手前 |
前武川岳山頂付近に広がる真っ平らな林 |
前武川岳の分岐を山伏峠方面へ進む。
山伏峠へはひたすら標高を下げる。
少しずつ植林帯が多くなってくる。
植林帯のトレイル |
しっかりとした二車線の舗装路の山伏峠へ。
山伏峠 |
道路をわたり反対側の伊豆ヶ岳への登山道口へ。
登山道口からはまた植林帯の中をひたすら登る。
ここでもまだ凍結した場所が多く、スパイクを装備したまま登る。
しばらく登り植林帯から明るい雑木林へ変わると雪は一気に少なくなった。
すぐにまた残雪が現れるだろう思いしばらくはスパイクを履いたまま歩いていたのだが、残雪の気配もないし、土や石の上はどうにも歩きづらいのでスパイクを脱いだ。
伊豆ヶ岳へ |
アイゼン等を未装着の僕らを見て、すれ違う下山者からこの先の残雪の状況を聞かれる。
こうゆう情報の共有はやっぱり大事だと思うし、聞かれるのも答えるのもなんだか嬉しい。
13時10分、伊豆ヶ岳へ到着。
伊豆ヶ岳への登頂のピーク時間は過ぎていたらしく、山頂には数人しかいなかった。
伊豆ヶ岳山頂 |
5分ほどの休憩ですぐに下山開始。
伊豆ヶ岳からすぐの道はハイカーの数が多いせいか、踏み固められ一面ビッシリと凍結していた。
そこを、僕らの先をアイゼンの類いを一切装着していない夫婦らしき二人組(+小型犬)が、脇に生えてる木などを掴みながら恐る恐る氷の斜面を下りていた。見ているこっちがドキドキするほどの光景。
その夫婦が凍結ゾーンを抜けたところで先に行かせてもらったのだが、抜くときに男性の方から「足元に気をつけて!」と声をかけてもらった。・・・それは僕のセリフです。
その後は樹林帯の中をひたすら下る。途中で残雪もなくなったのでチェーンスパイクを脱ぎ、さらに下る。
最後は奥武蔵らしい薄暗い植林帯の中の沢ぞいのトレイルを歩き登山道口へ到着。
登山道口から15分ほど一般の舗装路を歩き、14時40分ごろ正丸駅へ辿り着いた。
今回の行動時間は約7時間20分。休憩時間などを引くと実質6時間30分ほどは歩いたと思う。
日帰りロングハイキングがテーマのひとつでもあったので、距離も時間ももう少し長くてもよかったが、雪の影響もあり足の疲労度だけは十二分に満たされた。
今回と同じルートを以前無雪期に何度か歩いたことがあるのだが、雪の残る季節では初めてで以前とはまた違う楽しさがあり、終始飽きることなく歩くことができた。
植林帯の多い奥武蔵エリアも武川岳あたりまで来ると、雑木林などが広がる開けたトレイルが多くなり、より気持ちのよいハイキングを楽しめると思う。
武川岳は奥武蔵エリアの中でも特に好きな山の一つ。
オススメです。
<おわり>
Akinori 様
返信削除バレンタインデーに因んで。
静寂・静謐なブログに感謝申し上げます。
ネット界技術追着けず、迷惑コメントゴメンなさい(苦笑)
山ガール。人気の様ですが、
「静寂・静謐な山や森」は、<男ダケノ世界>と勘じ。
迷惑コメント控えようと想いました。(笑・笑・笑!!!)
密かな、ファンの事も心の片隅に置といて下さいマセ(笑)
ダケド、写真とイラストの絵本諦め切れません・・・・。
お元気でいて下さい。ごきげんよう・・・・。
感謝・邂逅より。
僕も同じ日に金時山の隣の明神ヶ岳に登ってましたが、
返信削除こんなに雪はありませんでした〜。めちゃ残ってますね。
武川岳と迷っていたので、もしかしたらまたバッティングしたかもです(笑)。
>匿名様
返信削除どうもありがとうございます。
静かな山歩き頑張ります。
>osonくん
僕は金時山も明神ヶ岳も登ったことないですが、良さそうですね。
武川岳あたりではまだまだスノーハイクですよ。楽しかったです。