2011/10/13

自作アルコールストーブ

カーボンフェルトを使ってアルコールストーブ4号機を作ってみた。


自作アルコールストーブ3号機(左) 自作アルコーブストーブ4号機 CF芯(右)






今までは自作のアルコールストーブ3号機を使っていたのだが(1・2号機は失敗作)
バリエーションを持たせたいのと、少し飽きてきたのもあり
以前から作ろうと思っていたカーボンフェルトを使ったアルコールストーブを作った。

そして先日の丹沢で実際にこの4号機を使用したのだが、3号機と比べるとやはり火力が弱く
沸騰までの時間がかなりかかったように感じたので、実際に燃焼時間などを計ってみた。



条件
アルコール量 15ml
水 300ml
※室温や水温などはメンドクサイので計ってません。




◯ 3号機 通常型

3号機 本燃焼開始

着火後45秒で本燃焼開始。



3号機 本燃焼

3号機 本燃焼

着火後5分で水が沸騰。


3号機 沸騰後

沸騰後も燃え続ける。

着火後6分10秒で火力が弱くなりはじめ、着火後6分55秒で火が消えた。




◯ 4号機 CFアルコールストーブ

4号機 着火直後

CFにしみ込ませたアルコールに直接着火するので、いきなり最大火力で燃焼し始める。



4号機

3号機と比べて見るからに火力が弱い。
それと五徳の高さも合っていないように感じる。
もう少し低い方がいいかな。


着火後7分で水が沸騰。

やはり3号機と比べて2分も遅い。



4号機 沸騰後

沸騰後も燃焼し続ける。

着火後約10分で火力が弱くなりはじめた。

その後も少しずつ弱くなっていき、着火後13分でやっと消えた。





今回のこの結果だけでみるとやはり3号機の方が性能がいい。
4号機より軽いし。


ただ、この4号機はCFの芯の高さを変えられるので
もっと芯を引き出せば火力も強くなり、沸騰までの時間も早くなるかもしれない。
めんどくさいので今回はやらないが。


それと、CFアルコールストーブだと燃焼中にストーブ自体が倒れても
アルコールがこぼれて大炎上なんて事もない。(過去に経験有り)
途中で蓋をして消す事も出来るし、余ったアルコールも少しの期間ならそのまま保存出来る。

燃焼性能以外の部分での利便性が高い。

一長一短。



もう少し研究してみよう。

5 件のコメント:

  1. 手作りもいいですよね。色々試したいです。
    カーボンファイバーは気になっています...

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  2. 楽しいですよ。
    ぜひ一度アルミ缶を切り刻んでみて下さい。

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  3. こんにちわ JSBです
    CFは同じ面積でも垂直のほうが3割以上も火力が強くなります
    直径が45mmを超えると、中央部で酸欠現象が起きます
    直径30mm以上の円筒形の内側で燃やすと、約2倍の火力を
    得られます。CFの体積の約7割のメタノールを吸収します。
    立ち上がりは3秒以内で素早い、但し、燃料の終わりの
    燃料切れの場面の約1分間は気化熱が減るために
    CFが300度以上に達します。この時だけCFは酸化が急に進みます。先端から燃えて減ってしまう。このとき蓋を被せるとかなり劣化を防げます。、、、、
      などを日本のCF仲間で、共有しています(笑)

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  4. >JSBさん
    こんばんわ。
    貴重な情報ありがとうございます!!
    そろそろ新たなストーブを作ろうと思っていたので大変参考になりました!
    またいろいろとご教授下さい!
    それと、リンク貼らせていただきました〜。

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  5. こちらこそどうぞよろしく
    ストーブ自作の仲間が増えて嬉しいです
    ひとりひとりの工夫や実験、体験、などが
    Webで広く公開されるようになり
    共有して一気に全体のレベルが向上してきています。
     たとえば ULG氏のブログ:山より道具
     自作火器の記事、とても参考になると思います
    ps:ストーブに限りませんが活動は自己責任で使うこと
       そして、他人の工夫に自分の改善を少し
       積み重ねて次の作品が生まれる訳です

     次の作品を楽しみにしています!

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