2011/10/04

奥秩父主脈縦走路ソロハイク 1日目



9月23日〜25日、奥秩父主脈縦走路ソロハイクに行ってきた。







【ルート 1日目】
川又 → 岩道場 → 突出峠 → 樺避難小屋 → だるま坂 → 地蔵岩分岐 → 雁坂小屋(テント泊)



早朝の西武線に乗り込み西武秩父駅へ。
そこから歩いて御花畑駅。

朝家を出たときから曇ってはいたがなんとかもつかなと思っていたのだが
西武秩父駅についた時には小雨がパラついていた。


御花畑駅で三峰口行きの電車を待っている時
ベンチの隣りに座っていた僕以外の唯一のハイカーのお兄さんが話しかけてくれた。

この方も川又まで行き雁坂峠へ向かうとのことだったので
その後川又までの電車とバスの中で山の話などをしながら過ごした。



三峰口にバスが到着したときもハイカーは僕とお兄さんだけ。
さすがにこの雨だし他にハイカーはいないかなと思っていたが
川又行きのバスが出発する直前に、ソロだったりカップルだったり
グループだったりで計10人くらいのハイカーが乗って来た。
なかなか物好きが集まったもんだ。





30分ほどバスに揺られて川又に着。

途中で何人か降りたが、ほとんどがこの川又で下車した。
たぶん全員雁坂峠へ向かう同じルートだろう。


そしてやはり雨。

レインウェアなどの準備を整え
山話などをさせて頂いたお兄さんハイカーと別れ先に出発した。



川又のバス停から20分ほど舗装道路が続く。



登山口からトレイルに入ってからは見慣れた植林の光景が続く。

見慣れた植林
木々のお陰かそれとも雨が止んだのか、樹林帯に入ると雨が気にならなくなったので
レインウェアを脱ぎ、いつもの半袖短パンスタイルに戻る。






1時間半ほど登り続けると雁道場にたどり着く。
しかし破線ルートへの分岐があるだけで特に何かある訳ではなかった。

雁道場



雁道場から約50分。
突出峠に到着。

この突出峠には狭いフラットなスペースに無理矢理気味にテントが張られていた。
しかし中に人がいる気配がない。

突出峠
先に進むとトレイルの左側に鹿よけだろうか網が張られていて
その網をおじさんがチェックしていた。

何のかは聞かなかったが研究と網のチェックをしているとのこと。
突出峠のテントもたぶんこの方のだろう。
ご苦労様です。





さらに40分ほどで樺避難小屋に。


朝一緒に話しながら来たお兄さんハイカーが、雨も降っているし
もしかしたら雁坂峠まで行かずこの樺避難小屋を利用するかも、と言っていた。

実際に目にすると、綺麗な小屋なのでたしかにここで泊まるのも悪くない。
今回は先を急ぐが、いつかここも利用してみよう。


樺避難小屋

地図上でのコースタイムを見ると、この樺避難小屋でこの日の行程のちょうど半分。
しかし僕の体力は大量の汗とともに流れ落ちてしまってもう半分も残っていない。
残るのは不安のみ。





あいかわらずのガスの中を雁坂峠を目指し歩く。登る。

ガスに包まれたトレイル



樺避難小屋から30分ほど歩いたところでこんな看板に出くわす。

だるま坂
涙が出るほど嬉しかった。
正直、こんな雨なのか霧なのかわからない肌寒い日に
何が悲しくてぬかるんだ坂を登りつづけなきゃいけないんだ?と心が折れかけていた。

この看板はそんな心にもう一度やる気と勇気を与えてくれた。





最後の登り坂を進むと看板に書かれていた通り地蔵岩の分岐が現われたが
この天気なのでもちろんパス。

地蔵岩分岐




地蔵岩分岐から先は看板にもあった通り
小さなアップダウンの比較的歩きやすいトレイルが続く。


くさり場

くさりの必要性をあまり感じないくさり場を越え

台風の影響からか妙に水量の多い谷を何本か越える。

水量の多い谷

アップダウンが少なくて歩きやすいのだが、やたらと長いトレイルが続く。

視界も悪いのでただただ黙々と歩き続ける。






小さな水場が現われる。
特に水場とは書かれていないが、小さなホースで水を引いているのでたぶん水場だろう。

地図を見る限りは雁坂小屋まではもうすぐのはずだが、それでもまだ5〜10分くらいは歩く気がする。

小屋に水場がなくて小屋まで行ってからまたここの水場まで戻ってくるなんてことになったら面倒くさいので、ここで目一杯水を汲んで行く。
我ながらいい読み。




14時30分。
予想通り水場(たぶん)から5分ほどで、ついに雁坂小屋にたどり着いた。



雁坂小屋

長い道のりで悪天候のせいもあってか、かなり疲れた。

しかしCTよりもだいぶ早く、自分の予想した時間よりも早く着くことができた。
なかなかの好成績。



さっそくテン場の受付をする。

小屋のご主人に聞くと雁坂小屋でテン泊する人の中では一番乗りらしい。
こんな天気の中、吹きさらしのテン場の利用客なんてほとんどいないのだろう。




受付の時、水場の場所を聞いてみると、なんと小屋の隣りに蛇口があって
ひねれば水が出るという。
変な深読みをしたおかげで無駄な体力と時間を使ったようだ。





受付を済ませ早速設営。

寝床

まだ3時前だったのだが、この天気なのでテントの中でゴロゴロ。
コーヒーをいれ、読書をしながら時間を潰す。
ある意味贅沢なひととき。




日が暮れても、電車やバスで話をしたお兄さんハイカーや
同じバスに乗っていて雁坂小屋を目指すと話していたグループの方々がやって来ない。
たぶん途中の樺避難小屋泊まりに変更したのだろう。

結局この日の雁坂小屋のテン場の利用客は僕も含めて3人だった。




日が完全に落ちるのを待って夕食を食べた。
この日はアルファ米と無印のバターチキンカレー。
ちゃんと温めなかったのもあるが、このバターチキンカレーは僕的にはいまいちだった。




翌日は雁坂小屋から三條の湯までのロングトレイルの予定だったので
猛烈に気温が下がる中、無理矢理眠りについた。













4 件のコメント:

  1. いいね!あのテントに画像にグッときた
    メンズのロマンを少し感じたよ

    返信削除
  2. そーだよ。メンスのロマンはテントにあるんだよ。
    ワイルドなメンズはフェロモンムンムンだぜ

    返信削除
  3. いいなぁ、いいテントですね。軽そう!
    雨でも問題ナッシングですか?
    久しぶりに稜線じゃなくて森を歩くのもいいかも、と思いました。

    返信削除
  4. 二人用だけどそれなりに軽いですよ。
    一人で使うとノビノビ出来るし、二人で使ってもそんなに狭くないので、かなり気に入ってますよ〜。
    まだこのテントでは土砂降り経験はないけど
    普通の雨なら問題ナッシングですね。

    返信削除