2011/08/25

奥多摩小屋〜石尾根2日目

8月20日〜21日、雨の中奥多摩石尾根歩きに行ってきた。

鷹ノ巣山避難小屋

【ルート】
1日目
鴨沢 → 七ツ石小屋 → 奥多摩小屋(テント泊)


2日目
奥多摩小屋 → 七ツ石山 → 鷹ノ巣山避難小屋 → 六ツ石山 → 奥多摩駅



初日、くたくたになって奥多摩小屋に到着し翌日に向けて寝ようと思って横になったとき、
3〜4メートル隣りのテントから無遠慮でガラの悪いおじさんの大声の話し声が聞こえて来た。
このときすでに9時過ぎ。うるせーなーと思いつつも無視して寝ることに。

夜11時。またしても隣りのテントからの大声で目が覚める。
おいおい、勘弁してくれよ、と思っていると話し声が聞こえなくなったので
怒りをおさえつつ眠りにつく。

深夜1時。「チクショウ!なんなんだよ!」と大声を張り上げながら
テントから出るお隣さん。また目が覚める。
テントの張り方が悪いのか?なんか調子がよくないようだ。

ここまで来ると怒りよりも恐怖が勝ってくる。
なんなんだ、隣りのおじさんは?
そもそも気配では2人いるみたいだが、話し声はおじさんのしか聞こえてこないし。
独り言なのか?

深夜2時。再度「チクショウ!なんなんだよ!」と大声。
またまた目が覚める。


もう無視しよう。聞こえないことにしよう。どうせ3時半には起きて4時半には出発だ。
と思い固く目をつぶる。



3時半。予定通り起床。
簡単なエネルギー補給をし、雨の降る中ササっとテントを撤収。

4時半。日の出直前の暗闇と濃霧の混ざった真っ白い闇の中、トレイルを歩き始めた。


ヘッドライトで進むべき道を照らしながらのハイクは初めてだったが
何とも言えないワクワク感を感じた。
次は雨と霧のない澄んだ空気の中、満天の星空の下のナイトハイクをやってみたい。


低く覆い被さった雨雲と濃霧のため夜明けの瞬間が曖昧だったが
七ツ石山山頂に到着するころ、ヘッドライトが必要ないくらいの明るさになった。
しかし雨は相変わらず降り続いている。


次の休憩ポイントを雨のふせげる鷹ノ巣山避難小屋と定めて
小ピークの連続する石尾根を巻き道と尾根道を織り交ぜつつひたすら歩く。


晴れていれば御前山や三頭山などが見えたのではないか?
石尾根は本当にキレイで見晴らしがいい(たぶん)素敵なトレイルだった。
ところどころにものすごく広くてフラットな場所があって
晴れた日にここで幕営したら気持ちいいだろうなと思いながら歩いた。


七ツ石山から2時間ほどで鷹ノ巣山避難小屋に到着。
小屋の入り口にあるベンチに男性が座っていたので挨拶をし
軒下を貸してもらい、荷を解く。
話を聞くと昨夜は2組計5人が小屋泊まりだったらしい。
小屋の中を覗くと皆さんはまだ起きたての様子。

向こうは気付いていないようだが、よく見ると若い男性の3人組は見覚えがあった。
前日の朝、奥多摩から同じバスに乗り途中で下車した3人だ。
雨の中わざわざ奥多摩までやって来て偶然にも同じバスに乗った物好き同士だと
勝手に親近感を感じた。


水を補給し、雨のふせげる軒下で暖かいコーヒーで体を温めた。

1時間ほど休憩をとったのち小屋泊まりの皆さんに挨拶を済ませ、出発。


鷹ノ巣山を巻き、六ツ石山。
延々を続く急坂を下った後は、もの凄くぬかるんだ悪路。

鷹ノ巣山避難小屋から3時間ほど歩き続け
そろそろ足も限界に近づいたころ、奥多摩駅に降り立った。


この2日間、止むこともなく雨が降り続いた。

当分の間は雨の中のハイクはお腹いっぱい。


2 件のコメント:

  1. おじさん…怖い。確かに怒りとかじゃなくて恐怖ですよね。
    何に対していらついていたのか。
    今年の夏は異様に雨が多い気がします…。

    返信削除
  2. ですよね〜。特に週末になると雨ばっかりですよね。
    久しぶりにカラッとした日にハイキングしたいですね。

    返信削除