2011/07/22

奥日光3日目~4日目


7月16日から19日の3泊4日奥日光バックパッキング。

前日の日光白根山の登山とはうってかわって
3日目は中禅寺湖を目指してのゆるゆるトレッキングです。



この日は湯元キャンプ場から中禅寺湖へ歩いての移動がメインなので、
特に急ぐ必要もなかったので午前中はキャンプ場で暖かい日差しの中でゆったりまったり。

そして10時過ぎにテントを撤収してトレッキングスタートです。


湯ノ湖湖畔と男体山
湯滝


キャンプ場のすぐ隣にある湯ノ湖の湖畔にある遊歩道を歩いて湯滝へ。

この遊歩道を歩いているころはまだ青空も見えていたのですが
湯滝に着くころには空一面灰色の雲に覆われていました。


湯滝の前のレストハウスでアイスなんかを食べながら休憩したあと
さあ行くぞ!っていうときになってとうとうポツポツと雨が落ちてきました。

ただ、ほんの小雨が降るか振らないかくらいの雨量だったので
念のためカメラをザックの中にしまい
ザックにレインカバーを被せてレインウエアの上着だけを着て
様子を見つつこの日のメインルートの戦場ヶ原自然研究路を目指し出発しました。

しかしこの決断がヒジョーに痛い目に会うことに・・・。


湯滝から先は綺麗な湯川沿いの木道を歩くルート。
その木道を歩いている途中、レストハウスを出発してから30~40分くらいたったときに
いきなり、まさにバケツをひっくり返したような土砂降り豪雨に!

大きな木の下でちょっと雨宿り、なんてものがまったく通用しないくらいの土砂降りです。

もうこうなってはいまさらザックを開けることもできないので
レインパンツを履くこともできず、常に短パン派の僕の靴はすぐに水没状態。

僕が履いていたトレッキングブーツはゴアテックス内蔵の防水タイプなのですが
中までビショビショになると絶望的なくらい乾きが遅いので
この段階でかなり心が折れました。

けれども雨はまったく弱まる気配がないので、このまま土砂降りの雨の中を歩き続けます。


湯川沿いの道の周囲はビックリするほど美しい原生林。
戦場ヶ原自然研究路に入ってからは綺麗な湿地帯の中の木道歩き。
アップダウンのないほとんどフラットな遊歩道なので
晴れていれば周りのきれいな景色を見ながらのんびり歩けたはずなのですが
この時ばかりはまったく余裕もなく、早く目的地に着くことしか考えてませんでした。

ただ、こんな天候にも負けないツワモノはいるもので
戦場ヶ原の木道に全身迷彩柄のポンチョを着て、恐ろしく長い望遠レンズのカメラを持ち
そのバカでかいカメラにも迷彩柄の雨よけをかけて野鳥を狙ってるおじさんがいました。
雨で白く霞む中で見たそのおじさん。もうスナイパーにしか見えません。


そんな状態でもくもくと1時間半くらい歩いて
綺麗な遊歩道も通り抜けやっとこさ竜頭の滝に着いたころ、雨も上がりました。

でもこんな状態では竜頭の滝も正直どうでもいいので横目でチラッと堪能しつつスルーです。

そしてさっさとこの日のテント場である中禅寺湖湖畔にある
菖蒲ヶ浜キャンプ場へ行き宿泊の手続きをしました。

中禅寺湖
この日の寝床
このころには雨も完全に上がったので、テントを設営して湖畔で遅めのお昼ご飯。

そのあと少しのんびりしていたら、またしても急に豪雨。。

その後豪雨は止むこともなく、夜には強風も吹き始め、
雨で弱くなった地面からペグが風の力で夜中に何度も引き抜かれて、
そのうち雨漏りまで始まって・・・。

本来はさらにもう1泊の4泊5日の予定だったのですが
この豪雨と強風は翌朝も収まることもなく、4日目早朝の段階で即撤収&帰宅を決定しました。

それにしても、暴風雨の中で泥だらけになりながらのテント&荷物の撤収はキツかった。。


最後の最後で散々な目に会った奥日光バックパッキングでした。

2 件のコメント:

  1. 土砂降りってこれのことだったのですね。
    豪雨と強風…考えただけでもキツいなぁ。
    一日早く切り上げるのも納得な感じです。
    今のところ、そういうひどい目には合ってないですが
    いつかそんなに日がくるのだろうと思うと怖い〜!
    夏ってなんか天気がガラッと変わったりしますよね。

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  2. そーなんですよー。
    エライ目に合いました。
    でも、メインイベントの2日目の日光白根山に登った日が
    晴れたので、まあよかったのかなぁって思ってます。
    登山で暴風雨はありえないですからね~。

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