2012/11/30

初冬の奥多摩ハイキング 富田新道〜石尾根〜水根沢林道

11月24日〜25日、奥多摩へハイキングに行ってきた。




当初は3連休を使って2泊3日の予定だったが初日23日の天気が思わしくなく、しかたなく1泊2日に変更。
24日早朝から電車バスと乗り継ぎ、8時頃東日原バス停に到着。

バス停から最初の約2時間は舗装路、林道を黙々と歩く。わかっていたとはいえ変化の無い林道歩きの後半はやはり飽きてくる。




10時頃やっと登山道との分岐に到着。沢沿いの道へ。




吊り橋から数分の、唐松谷林道との分岐を富田新道へ。
ここからしばらく九十九折りの急な斜面が続く。
10時半頃、登りの途中で腰を下ろすのに丁度良い場所を見つけ早めの昼食。とはいえ朝食を食べたのが早朝4時頃だったのでたしかに腹も減る時間。




1400mを過ぎたあたりだろうか、北側斜面に融け残った雪がちらほらと現れる。
この辺りまで登ってくると、登りとはいえやはり寒い。途中までは半袖のTシャツにアームウォーマーというスタイルだったがさすがに長袖を一枚羽織る。

サワラノ平を過ぎると歩きやすい緩やかなアップダウンのトレイルへと変わる。(実際はどこがサワラノ平だったのかはわからなかったが)
ついこないだまでTシャツ短パンで大汗をかきながら歩いていたのだが、うっすらと雪の残る道を歩くと季節の移り変わりを感じる。








富田新道ではほんの数人のハイカーとしか会わずに一人静かに心地よく歩けたのだが、小雲取山下の分岐まで来ると急にハイカーだらけに。さすが人気の雲取山。

奥多摩小屋へ到着。まだ13時過ぎだというのにすでに20張くらいはテントがあっただろうか。まだまだテントは増えるだろう。大盛況。



奥多摩小屋を素通りし七ツ石山へ。



七ツ石山山頂でしばらく休憩。
風も強くなってきてかなり寒く感じる。




石尾根を歩き鷹巣山避難小屋を目指す。もちろん歩くのはどフラットな巻き道。





15時半ごろ避難小屋に到着。
西日の中設営。すでにかなり気温が下がってきている。



最初は外のベンチで湯を沸かし食事にしようと試みたのだが、強風とあまりの寒さに断念。ツェルト内でいつものアルコールストーブで湯を沸かし晩ご飯。



食後しばらくすると日も完全に暮れあたりは真っ暗。それに伴い気温もグングン下がっていく。特にすることもないので寝袋にくるまっているといつの間にか眠りに落ちていた。その後は寝たり起きたりを朝まで繰り返した。


夜中に起きるとツェルト内の結露はびっしり凍りついていた。

結露の凍ったツェルト内部

ツェルト内に置いておいたSUUNTO VECTORの温度計はマイナス3℃を示しているのだが、実際外は何℃なんだろうと思い外に出していた温度計を見てみるも示しているのは0℃。どうも調子が良くないらしい。感覚的にはマイナス5〜8℃ほどだろうか。
明け方、トイレに起きた時に避難小屋の入口脇の温度計を見てみるとマイナス6℃をさしていた。





25日朝。5時頃には起きようと思っていたのだが気付けば6時過ぎ。思いのほか良く眠れた。
氷点下の中撤収。寒い時の撤収はどうしてもパッキングが雑になってしまう。前日の時点でギリギリだったJAMはもうパンパン。というか入りきっていない。
やはりもう一回り容量の大きいザックを検討しよう。

どうにか無理矢理パッキングし、7時前に出発。
水根沢林道を歩き奥多摩湖バス停9時51分発のバスに乗るのが目標。コースタイム通りだとギリギリのライン。





水根沢林道へ向かって尾根上を下っていると途中で左手の谷の底の方、100〜150mくらい先だろうか、犬のような大きな動物が沢の水の中を駆け回りながらなにかと争うような闘争心むき出しの激しい声が聞こえた。猟犬?野犬?猪?もしかして熊??怖いのでとにかく足早に立ち去る。



沢沿いの急な斜面につけられた細い道は落ち葉に埋もれていて足の置き場に気を使う。場所によっては谷底まで数十メートルはあるので、綺麗な渓相に見とれながら歩くと命がいくつあっても足りない。




ハイスピードで歩いた結果、9時過ぎには奥多摩湖に到着。
ゆっくり着替えや準備を整え予定通りのバスに乗り帰路についた。

<おわり>

4 件のコメント:

  1. シューズが新しいのになってますね。サロモン?
    僕も先日でんでいろを歩いたとに、獣同士が闘うような声が聞こえ
    藪の中でゴソゴソやっていました。
    めっちゃビビって立ち止まると、猿が中から出てきました。
    そんな事がちょっと前にもあったので、猿の可能性が高そうですね。

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    1. あ、そーそーサロモンになったんですよ。ヒモ結ばなくていいんでそこはスゲー楽です。
      猿か〜。それもありえる。でも鳴き声が「ワゥワゥッ!!ガゥガゥ!!!ウゥゥゥ〜〜〜!!!」だったからやっぱり犬かな〜。あーゆーのはホントびびりますよね。

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  2. 雪と生足。。。
    しかし寒くなると鷹ノ巣空いてますねー。
    この冬は山寝にフル活用しよ!

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    1. 登りはホントに暑かったんですよ〜。
      いやいや、この日の鷹ノ巣は僕が利用した中で一番混んでましたよ。計8張くらい。

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