2011/10/13

塔ノ岳/丹沢山ソロハイク

10月1日、丹沢 塔ノ岳/丹沢山ソロハイクに行ってきた。


竜ヶ馬場より望む日高






ヤビツ峠 → 富士見山荘 → 三ノ塔 → 烏尾山 → 行者ヶ岳 → 新大日 →  木ノ又小屋 → 塔ノ岳 →
日高 → 竜ヶ馬場 → 丹沢山 → 竜ヶ馬場 → 日高 → 塔ノ岳 → 小丸尾根 → 二俣 → 大倉



塔ノ岳は一度登っていたのだが
そのときは濃いガスに包まれて視界数メートルの中をひたすら大倉尾根を登り
頂上では濃いガスに冷たい強風も加わり、一目散に退却した。

そのため、塔ノ岳に対してはまったくいいイメージがなく
二度と行く事もないだろうと思っていたのだが
以前「山と道」の夏目さんご夫妻と尾瀬をご一緒したときに
ご夫妻から、ヤビツ峠からの塔ノ岳はとてもキレイだと教えてもらい
今回もう一度塔ノ岳に行ってみることにした。





早朝の電車に飛び乗り秦野駅へ。

ヤビツ峠行きのバスに乗るためバス停で待っていると
次から次へとザックを背負った老若男女が集まってくる。

人気の塔ノ岳だとはわかっていたが、バス停にここまで並ぶ程とは思わなかった。
ちょっと後悔する。


あきらかに1台のバスでは乗り切れないほどの列が連なった頃
臨時バスの増便がアナウンスされ、その臨時バスに乗って出発。


バスに揺られ、8時にヤビツ峠に到着。

ヤビツ峠


ヤビツ峠からの舗装道路歩きを経て富士見山荘へ。


富士見山荘

ここから本格的な登山道となるためか、多くのハイカーが準備をしている。





トレイルに入ってからはたんたんと登り続け

しばらく歩くと開けた斜面に出る。

開けた急坂


そこで振り返ると目の前に大山と相模湾が広がる。

大山


相模湾とかなたの江ノ島




いつ二ノ塔を通り過ぎたのかわからないまま、気付いたら三ノ塔。

頂上には三ノ塔休憩所が建っている。


三ノ塔休憩所


三ノ塔からは相模湾も塔ノ岳もキレイに見渡せる。


彼方に望む塔ノ岳


三ノ塔から急な斜面を下りて一旦標高をかなり下げる。

下げた分をまた登って、烏尾山へ。

烏尾山荘


この烏尾山からもキレイな展望が広がる。


鳥尾山からの展望

これから歩く稜線



烏尾山から10分ほどで行者岳。


行者岳


行者岳から振り返ると、歩いて来た稜線が一望できる。


歩いて来た稜線

奥に見えるのが三ノ塔、手前が烏尾山。





行者岳から10分弱。
政次郎ノ頭。

政次郎ノ頭


行者岳から約15分。新大日。

このあたりは小さなピークが短い間隔で続く。

新大日


新大日茶屋

頂上にある新大日茶屋は閉鎖中。





新大日からわずか10分で木ノ又小屋。

木ノ又小屋

こちらの木ノ又小屋はやっていた。


それにしても塔ノ岳付近には山小屋や山荘が多い。

10〜20分も歩けば次の小屋に辿り着く。




木ノ又小屋をすぎると眼前には塔ノ岳が広がる。


眼前の塔ノ岳

塔ノ岳まではもうすぐ。




富士見山荘から三ノ塔までは単調な登りが続いたが

三ノ塔を越えてからの稜線上のトレイルがとても気持ちがよかった。

クサリ場、樹林帯、開けた岩場、稜線歩きなど
いろいろな要素がギュッとコンパクトにまとまっていて
決して派手ではないが歩いていて楽しい。

夏目さんが勧めてくれた理由が歩いてみてあらためて理解出来た気がする。





11時、塔ノ岳に到着。


塔ノ岳山頂

尊仏山荘

塔ノ岳からの展望1

塔ノ岳からの展望2

塔ノ岳からの展望3

塔ノ岳の頂上でお昼ゴハンにしようと思っていたのだが、あまりの人の多さに断念。
空腹を我慢して丹沢山まで歩くことにした。






塔ノ岳から日高にむけて階段を下る。


途中で長さ30cmくらいの奇妙な生物を発見。
気になってカメラを向ける。

謎の生物




塔ノ岳から20分ほどで日高。


日高


日高から竜ヶ馬場を経て丹沢山へ続くトレイルがものすごく美しい。

眼前には丹沢山と不動ノ峰、後ろには塔ノ岳。左右の見晴らしも良い。

曇り空なのが本当に残念。

青空の下を歩きたかった。


丹沢山へとつづく稜線上のトレイル

竜ヶ馬場

木道歩き

木道にいたクワガタ


日高からの美しいトレイルを経て
12時、丹沢山に到着。


丹沢山山頂

みやま山荘


展望のない静かな頂上。
百名山とは思えないほど地味で静か。

塔ノ岳の頂上とは違ってオジサンが数人ベンチに座っているだけ。

やはりここまで我慢してきてよかった。


ご褒美


みやま山荘でコーラを買ってゆっくりとお昼ゴハンに。

食事の後は、来た道を引き返して塔ノ岳へ戻る。





塔ノ岳へ戻って来たのが13時過ぎ。
2時間前と同じで頂上は大盛況。

予定では大倉尾根で大倉まで下山の予定だったが
大倉尾根を使って下山するハイカーが大勢いるだろうと考えて
金冷シの分岐を鍋割山方面に進み小丸尾根を使って下山することにした。



予想通り金冷シの分岐から先は一気にハイカーの数が減った。
静かに歩ける。

しずかなトレイル


途中、人間に慣れきっていてまったく逃げようとしない牡鹿がトレイルの脇5mくらいのとこに。

牡鹿



小丸尾根からは急な傾斜のトレイルをひたすら下り続ける。


1時間半ほどで二俣へ。
そこから1時間以上の林道歩きを経てやっと大倉へ到着。

渋沢行きのバスに乗り込んだ。



ずっとイメージのよくなかった塔ノ岳だが今回のハイキングで一転した。

とても楽しい日帰りハイキングとなった。



<おわり>

8 件のコメント:

  1. dub clear mountainのbooと申します。

    イラスト拝見しました。スゲー素敵っス。
    嫁もスゲー素敵と言ってました。

    ブログのリンク貼らせて下さい。

    謎の生物が気になって仕方ありません。
    アレ動いたりしてたんですか?

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  2. コメントありがとうございます。

    イラストでお金もらってる訳じゃなくて趣味の範囲なので
    お恥ずかしい限りです。

    謎の生物はミミズのように伸び縮みしながらゆっくりと移動してました。
    マジで気持ち悪いです。

    こちらこそリンク貼らせて頂きまーす。

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  3. 歩き甲斐があって本当良いルートですよね。
    僕もあの謎の生物は気になりますねツイッターで拝見して鳥肌が立ちました。
    あの鹿もホント逃げませんよね(笑
    僕もまた歩きに行こうと思います。

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  4. 今回このルートを初めて歩いてみてとても気持ちよかったです。
    また歩きたくなるトレイルですよね。
    あの生物、気持ち悪かったんですがどーにも気になって写真撮ってしましました。
    どうやらあいつはヤツワクガビルって名前らしいです。

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  5. あれはヒルだったんですね!!
    てっきり宇宙から来た何かかと、、、
    これで安心して眠れます。

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  6. >booさん
    安心するのはまだ早いですよ。
    アイツラ、恐怖の宇宙生物ばりにミミズを丸呑みするんですよ。
    ヤツワクガビルで画像検索してみて下さい。

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  7. 昨日まで雲取山に行ってきたんですけど、
    ヤツワクガビルに遭いました!
    本当に気持ち悪かったです。デカイし。
    でもこのブログで存在を知っていたので落ち着けました。

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  8. >オソンくん
    ついにヤツワクガビルに遭遇したんですか。
    あれ、そーとー気持ち悪いですよね〜。
    でも恐いもの見たさで、ミミズを丸呑みしてるとこも一度見てみたいですね。

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